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コーチ部屋 2013/10

『なぜ』と思うことが大切

投稿日時:2013/10/23(水) 19:26

最近の学生は誰かがすべてを教えてくれる、または誰かがなんとかしてくれるという意識の持ち方が多い。
自ら考え、自らの意見を言える学生が少ない。
それは、『なぜ』ということを思わないからである。
なぜってかなり大切なことだと思う。ラグビーに限ったことではないが。
いつも学生に問いかける。
なぜ、このプレーをしたの?
そこで答えがないのは考えてない証拠なんです。
なぜそうなるのかと聞くのも大切なことです。
その聞くという行為をしないのも今の学生にありがち。
根拠のないプレーは知性的行動の成長を妨げる。

なぜ=考える
考える=解決方法を導きだす


今、一番危惧しているのはやったつもり、できるはずである。
指導者として教えたではなく、理解し選手ができるまで徹底させることができたかである。
そんなの出来ると思い込まず、確認を怠ってはいけない。
力の劣る側が勝つ為には条件がある。

すべては準備なんですよね。
何事も準備ですべてが決まる。
だから試合前には結果は決まっている。

『最高の準備』

その条件をクリアできなければ、力の劣る側は勝てないのである。
とりわけラグビーとはそうゆうスポーツである。
番狂わせはほとんどないのがラグビーなのである。



 

自分たちにベクトルを向けているか

投稿日時:2013/10/18(金) 20:41

いま、全部員に言えることは

『自分たちにベクトルを向けているか』
ということ。

すべてのミスや出来事を人のせいにしていないか。何かができないことは自分の努力不足なんです。もちろんすべての人に強みと弱みがある。だが、強みを伸ばし、弱みを克服していく努力をしているか。
自分たちに『ベクトル』を向けられるようになれば、必ずチームは強くなる。
人としても。
自分にベクトルを向けるということは、責任と自覚を持つということだから。
早稲田大学でも1プレーで優勝を逃した代がある。早稲田大学対関東学院の決勝戦。
その当時、テレビで見ていてあの反則さえなければ早稲田は優勝していたのにと思っていた。しかし、この話を聞いてラグビーの考え方が変わった。

以下は清宮監督が話した内容である。

1年目の決勝で、凄く悔しいプレーがありました。それは相手が反則なんだけど、反則をさせてしまったことで早稲田がトライチャンスを逃してしまった。自分たちはその予防をす るためにずっと練習をしてきたはずだったのに、一番大事な場面でできなかった。俺たちは一体何をしてきたんだ、あのシーンでやらなければいけない責任プレーを果たせなかったということを肝に銘じようぜと。それが徹底的にとか突き詰めるとか究極という部分になってくるのです。そこでアルティメットという言葉が生まれました。

今の君たちは11月3日に最高の準備をしていますか?
チームとして徹底していますか?究極的な何かを手に入れていますか?
徹底はチームに計り知れない強さを生み出すもの。
自分たちにベクトルを向けることが今、必要なことではないだろうか?

 

緊張感、自覚、責任。

投稿日時:2013/10/13(日) 15:48

自分たちがすべきことを徹底できるか。
理解しているのか。
残された期間は少ない。緊張感はあるのか?
練習を休む、体調管理ができていないのは緊張感の欠如。
自覚、責任感が弱い。
緊張感はこのチームにあるのか。
チームの一員として自分がすべきことが全員できていれば、チームは良い方向に進むはずだ。


 

時間厳守の鉄則は『万人に等しく』

投稿日時:2013/10/06(日) 20:55

本日は朝7時に集合し、日帰りで愛知県の学校と試合をしてきました。
しかし、2名の生徒が朝の集合時間に間に合っていなかった。
そして、一つの決断を下した。
彼らを置いてバスを出発させる。

『置き去り』

出発直前、2名の生徒が走って現れましたが出発しました。
その生徒のうちの一人は3年生のレギュラー。
しかし、それは関係ない。
人として、一人の人間として『時間を守る』ということがどれだけ大切なのかを理解させるためにも乗せることはしませんでした。レギュラーだから認められるとか3年生だからあいまいにするとかではなく、すべての人間が当たり前のように守るべきことを守れないとき、それは厳しく接するべきであると。

人生は長く、ラグビーだけでは生きてはいけない。そのときに大切なことは何なのかをよく理解してほしい。

『ラグビーだけでなく、一人の人間として一流であれ』
『これぐらい』『あれぐらい』とかは言い訳に過ぎない。
その『少し』がもっとも試合に出て、積み重ねが大きな差になるのである。

そんな記事を前に読んだと思っていましたが、早稲田大学ラグビー部出身の藤島大さんのコラムに書いてありました。

時間厳守の鉄則は『万人に等しく』

その通りだと実感した一日。
*その生徒2名は愛知県に先回りして、試合会場で待っていました。。。神妙な面持ちで。

以下はその藤島さんのコラムです。
http://rugby-rp.com/news.asp?idx=104634

負けることが嫌いであってほしい

投稿日時:2013/10/01(火) 22:34

スポーツマンに、いやワセダラグビーを背負うものとして負けることが嫌いであってほしい。
負けることは否定されること。
諦めることは自らを否定すること。
負けることが嫌いになれば本気でやっている証。
それがワセダが持つべきDNA。
100%の努力を自分でするべきだ。
チームとして求めるべきだ。
素直になんでラグビーをしているのと聞かれたときに

『負けることが嫌いだから』

いや

『負けることが大嫌いだから』

と言えるスポーツマンになってほしい。
泥臭い、きつそうなスポーツとか最高の褒め言葉だと思います。
きついからこそ本気で得られるものがあるんです。
楽して手に入れようとするものにはそれだけの価値しかない。
手の届かないところに挑戦するからこそほしいんだと思える。
そこには未来があると思う。そこにしかない空間や感情があると思う。
特別なものを求めろ。
普通は求めていない。
究極的なものが良い。

『荒ぶる』

それは、早稲田の名を背負っている者として目指すべき最大の目標だ。
絶対に手に入れたい。手に入れなければいけないもの。
あの歌を君たちに歌わせたい。
だからこそ、諦めません。

スタッフが手を抜くことは君たちを否定することになるから。
最後まで走って、タックルし続けているのはワセダだと信じている。