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コーチ部屋

(特別編) 真島組・辻井が語る後輩への熱きエール

投稿日時:2012/10/22(月) 00:25

真島組でもっとも熱かった男・辻井。あの忘れられない敗戦の心境と現在の心境を赤裸々に語る。

(僕らと同じ悔しい想いはしてほしくない。後輩には絶対勝ってほしいんです。だからこそ、今彼らに伝えなければならない)


2010年10月31日。
高校ラグビー生活の早すぎる終焉の日でした。
ほんとに今でも悔しくてたまりません。
もうすぐあの日の敗戦から二年という月日が経つけれど
あの日のことを忘れたことない。
そして、試合中あーしとけばよかった、こーしとけばよかったとか
もっと練習しとけばよかったと夢の中で何回も出てきます。その度に後悔の波が押し寄せてきます。
自分の中でずっと後悔しているのが気の緩みというか過信をしていたことです。

藤森コーチからはいつどこで負けるかわからないので、今日で練習できるのが最後だと思ってやり残さないように出し切るようにと常に言われていました。今でもそうだと思います。

あの敗戦の一週間前も同じことを毎日言われていました。
しかし心のどこかでは負けないし
今週で練習が終わる訳ないという気持ちがあり、次のシード校のことを考えたりしてました。

その緩みもあり僕たちは敗戦した。。。
敗戦してからは本当に何も手につかず、やることもなくなり、もうこの仲間とあの熱い時間を過ごすことができないということが一番悔しくて何とも言えない感情になりました。


負けてから今も思うことは
そういう考えをしていた時点で負けは決まってたのかもしれません。
今でも試合の一週間前の自分たちに会って気を引き締めるようにと、
伝えれるのならばそうしたいと本当に思いますが負けてからしか気付けないことだと思います。

後輩のみんなには僕たちのような想いはしてほしくないので,
これを読んで少しでもなにか感じてもらったら本望です。


もうすぐ次の試合ですが
もっともっと藤森コーチの言っていることをしっかり受け止め、気を緩めずに
まず目の前の一戦の勝ちにこだわっていってほしい。
そのために、毎日の一日一日の練習を最後だと思って、もっともっとすればよかったなと思わないぐらい頑張ってほしい。

そして今、色んな人たちの支えのおかげでラグビーができてることに感謝をして
ラグビーを楽しみ最高の集大成にしてほしい。
早稲田摂陵でラグビーができていることはとても幸せなことであり、あんなにも熱い時間を過ごせる場所は、ラグビー部にしかないと思う。この特別な空間と時間を大切にして、今を熱く生きてほしい。がんばれ!