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コーチ部屋

WASEDAISM

投稿日時:2011/08/24(水) 06:47

本物に触れること

この合宿では、大学ラグビー界のトップ、日本ラグビーをけん引する早稲田大学と合同練習を行うことができた。
辻監督をはじめ、大学ラグビー部のスタッフの皆様ありがとうございました。

大学との合同練習をするにあたって、いくつか目的を持って組ませていただいた。
その中で、一番感じてほしかったものは本物に触れること。

日頃から、早稲田ラグビーとは、ラグビー選手とは、一人の人間としてということについて彼らには問いかけている。

その中で、日本のトップに君臨する早稲田大学と合同練習することで、なぜ彼らは強いのか、なぜ勝てるのかを
実際に肌で感じることで自分たちを高めたいと思っていた。

練習も大学側にお願いし、AT/DF中心のフルコンタクトで行った。

当然のように最初は雰囲気に圧倒され、手も足も出ない。
彼らが大阪を代表する高校と対戦するときは、きっとこのような心理になるはずである。
このような経験をたくさん重ねることで、精神面での不利をなくしていかなければならない。
ラグビーはスキルもさることながら、精神的なものが非常にゲームを左右するからである。

AT・DFの途中からは高いレベルと対戦することによる良い作用で、今までにみたことないようなDFがいくつか見られた。
決してかなわないわけではない。ただ、一人一人の意識の差、反応の差、責任の差がボディーブローのようにダメージを与え、いつの間にかゴールラインを割られてしまうのである。
きっと彼らは肌で感じてわかったはずである。

同じ練習をしているなかで、早稲田大学は常に練習を100%で行い、試合をイメージしている。一つ一つのプレーにこだわりを持ち、責任を持つことで、組織として機能していると。いかに基本スキルが大切か。
また、逃げるプレーは通じないと。

本物に触れることは、興味を持つことに繋がる。また、高みを目指すという良い作用を与えてくれる。
サマースクールに参加した3名も口を揃えて言った。
「決して全国のやつらが届かないところにいるわけではないと」

だからこそ、今どれだけ自分自身を追い込めるのか。1年後の自分を想像できるのか。
早稲田は負けられないという文化を継承しなければ。それは口ではなく、体現しなければ。

そろそろ爆発していきましょう。