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VS大阪桐蔭「完敗」

2016/04/13

「完敗」

 

その言葉以外なかった。ほとんどの場面において後手を踏み、相手に圧力を受けた。

原因の根源はフィジカルにある。大阪の頂点に君臨するチームと対戦する際には、この部分においてイーブン、もしくは勝らなければ厳しいゲームになると改めて認識した。その意味で改革は必要不可欠である。

 

 

試合は早稲田摂陵の10番・高木によるドロップゴールで幕を開けた。

しかし、その直後のキックオフからチャージをされると、あっさりゴールラインを明け渡した。

その後は辛抱を重ねるが、ジワジワとフィジカルの差がボディーブローのように体力ゲージを削っていく。ゴール前での攻防で簡単に引かなかったのは、前半評価できる部分であるが、大半のテリトリーとボールを相手に支配されては、結果をコントロールされているようなもの。

何とか我慢し、前半を3-10と折り返し、後半のゲームを迎えた。


 

 

しかし、後半開始早々にペナルティーを犯す。この日取られたペナルティーの数が我々のチームレベルを表している。とられた理由がどこにあるのかをしっかりと理解しなければいけない。取られたペナルティーの内容も。規律の部分とプレーの質に関わっているところが変われば、ゲームの展開も大きく違っただろうが、そこを変えることこそが一番難しい部分でもある。ここには書けないが、その原因が起こるフローを理解し、プレー精度を上げていく作業こそがこれから我々がすべきこと。

そして、仰星戦のように後半に差が開くのは自力の差である。本当の意味でこだわりと意識を持たなければいけない。練習がすべてである。1日の練習にどのような姿勢で臨んでいるのか、手を胸に当てて考えてみてほしい。

毎日自分たちと向き合い、プライドを持たなければいけない。

自分たちとトップレベルの差を改めて実感させられたゲームであった。