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特集 第50代早稲田摂陵高校ラグビー蹴球部 主将 平尾 充識 『臥薪嘗胆』

2014/01/19

第50代早稲田摂陵高校ラグビー蹴球部 主将 平尾充識 『臥薪嘗胆』
 
あの衝撃は忘れられない。1年生にしてあのプレー。誰もが驚かされたしなやかな動き、そして、ラグビー理解度。素人チームの中でもっとも衝撃を与えて入部して来たのはこの男に間違いない。
1年生から早稲田摂陵の赤黒を着続けている男。それほどまでに将来を期待され、渇望されていた。しかし、この2年間満足なシーズンはなかった。怪我との戦い、そして己自身との葛藤の中で思うようなプレーができなかった。それでも、試合に出た時のインパクトは抜群。ゲームの流れを変えることができる数少ない選手。
紆余曲折、挫折、苦悩の時を越えてたどり着いたのは自らがリーダーとして先頭に立ち、勝ちたいという気持ち。
『誰にも負けたくない。その気持ちだけが僕をゆり動かします。この2年間は先輩達に頼ってばかりだった。試合に出て先輩の背中を見続け、悔しさも同じように味わってきたからこそ、早稲田を一番体現できると思っています。
東海大仰星戦で敗れた熊澤組、常翔戦で敗れた津志田組、あの悔しさは一生忘れません。先輩達の想いを乗せてこの1年間、早稲田らしさを追求してリベンジしていきたいと思います』
 
ついに最終学年。早稲田摂陵が誇るスキッパーが魅せる『荒ぶる』への舵取りとは。 178cm、94kgの大型BKが躍動するとき、早稲田には一つの血が流れる。
 
 
主将になった素直な気持ちを教えてください
みなを引っ張っていってやろうという責任感と身の引き締まる想いです。
 
どのように伝えられましたか?
12月の初めてのミーティングで伝えられました。ドキドキしました。
 
それまでは知らなかったってことでしょうか?
薄々感じていた部分はありますが、藤森コーチは最後まで情報をバラしませんからわかりませんでした(笑)
 
感じていたということは自分が主将になるとは思っていたってことですか?
うーん、自分がやりたいとは思っていたので、そうなればいいかなと思っていました。
 
なぜ自分がやりたいと思ったのでしょうか?
僕が一番引っ張っていけると思っていたから。この2年間誰よりも試合に出て、多くのことを先輩達から学び取り、教えてもらったので、今度は自分が先頭に立って体現し、後輩や同期に伝えていきたいと思ったからです。
 
それでは、平尾選手が考える早稲田の主将のイメージを教えてください
誰よりも熱く、激しく、厳しくです。まずは、ラグビーに対して誰よりも熱く、ワセダラグビーを誰よりも熱く体現する。そして、ワセダの主将は誰よりも前線で身体を張り続け、激しくプレーすることが求められていると思います。そして、厳しさがなければいけないと思います。
 
キャプテンとして心がけていることとかありますか?
誰よりも前でプレーすること。一番最初にドリルに入ったり、誰よりも最初に見本を見せたりですかね。
 
他のリーダーの顔ぶれについてどう思いますか?意外だったりしましたか?
ウエイトリーダー以外は予想通りでした!(笑)
 
なぜウエイトリーダーは意外だったのでしょうか?
なんともいえません。(笑)でも、それは藤森コーチ達が期待している証だと思うので、彼(沖中)にがんばってもらいたいと思っています。
 

 
昨年のキャプテンは津志田選手。近くで観ていてどう感じていましたか?
キャプテンとして頼りになる人でした。
 
どの部分ででしょうか?具体的にお願いします
プレー面でボールを安心して預けられる。誰よりもタックルが強いところですかね。この部分はその前の代の主将の熊澤さんも同じなので継承しなければいけないと思います。
 
津志田組からは何を学んだのでしょうか?
フィジカルの重要性ですね。ラグビーは年齢を重ねる、カテゴリーが上がるに連れてよりフィジカル要素が重要視されるスポーツだと思います。コンタクトは現代のラグビーで避けられない、よりDFのシステムが進化して、コンタクトの回数は増えているのでこの部分から目を背けてはいけないと学びました。
 
津志田組と平尾組比べるとどう評価しますか?
えーフィジカル面では負けているけど、やる気とチームの雰囲気は勝っている気がします。
 
プレー面はどうでしょうか?
大差で負けています・・・・
 
去年のチームは何が足りなかったのでしょうか?
あえて言うなら、練習の集中力ですかね。
 
どこにそれを感じていたのですか?
言われないとできないところ。みな消極的だったと思います。素人が多かったからかもしれませんが、俺が俺が的なマインドが皆なかったので、受けてしまうところがありました。
 
そんな中、素人の津志田組が大阪の強豪校ともやり合っている姿は経験者から見てどう思いましたか?
早稲田出身のコーチから学んで、努力すれば強豪とも普通に戦えます。経験者が全員揃ったり、良い選手が入ってくれば間違いなくもっと上にいけます。僕らも本気で『荒ぶる』を目指しています。
 
この2年でトップ6との差は縮まっていますか?
もちろん。それは僕が一番感じています。反対に外から観ている人はどうなんでしょうね?僕らの試合を見て、面白い存在だと思ってくれるようなラグビーを志したいと思います。そのためにひたすら練習します(笑)
 
この2年間、レギュラーとして1年生から出場していました!
強豪との現時点での差を確かめることができ、貴重な経験をさせてもらいました。と同時に、先輩達を勝たせることが出来ず、悔しい思いを人一倍感じました。
 
1年次の熊澤組はどう映ったか?どんな思い出がありますか?
どの代よりも熱くてラグビーに熱を持っていた。一番は夏に箕面の滝まで走ったことですかね。あれはやばかったです。。。いろんな意味で。ボーリング大会とかも楽しいですけど、あんまり活躍できないので・・・・・
 
 
じゃあ昨年一番心に残ったことは何でしょうか?
やっぱり常翔学園戦
 
具体的にお願いします
チームの足を引っ張ってしまったから。それまで怪我をしていたにも関わらず試合に出してもらったのに結果的にはチームに迷惑をかけてしまった。
 
あのとき、試合をやっていて感じたことはなんだったのでしょうか?
同じ二年生が相手に出ていたけど、そこに差があったと思います。2年生の成長率に差があった。3年生は十分対抗できていたと思います。
 
あの試合の差とはなんでしょうか?
それまで練習をおろそかにしていた部分があった。大会に入ればおのずとチーム力はUPします。これはこの2年間で感じていることです。だけど、その抽選が決まるまでに自分たちの中にある甘えの部分がトップチームとの差です。追い込まれないとできないということを解消しないと。
 
前半は0−13。追いつけませんでした
こっちの小さなミスが大きな傷となって相手がつけこんできた
そこを逃さないのが全国大会に何度も出ているチームだと思いました。
 
新チームになってチームの雰囲気はどうですか?
雰囲気自体は良いけど、一つの方向に向けていない。
 
その理由を教えてください
主に1年生が危機感を感じていないから。この問題は昨年の自分たちと重なるので、アドバイスしていきたい。
 
そんな時期が今の2年生にはありましたか?
僕たちもあった。経験者であれば多少の厳しさには耐えられるけれど、どうしてもラグビー素人の多いチームには陥りやすい悩みだと思います。楽しくなる為には練習をして、上手くなることが一番大切だと思います。
ミーティングなどで話して意識を変えていかなければならないなと。
 
どんなチームに今年はしたいですか?
どの代よりも努力する集団
 
平尾組、ここで勝つ!どこですか?
BKですね!
 
今まで2年間を振り返ってみて
今までは私生活がプレーに出ていたと思います。でも、心を入れ替えたので改善しました。プレーはコンタクト面でかなり成長している実感はあります。伏見工業相手にも当たり負けないですから。
 
今現在、94kg。どんなプレーヤーを目指していますか?
自分でもいけるし、味方も生かせる。100kgになることです。BKで100kgなんてなかなか高校生ではいないと思います。でも、世界をみれば普通ですからね。藤森コーチはいつもこんなこと言ってます。それに答えるのが主将だと思います。
 
藤森コーチからの要求は?
さっきも言いましたけど、BKで100kgを目指せと言われています。
本気でやればなれないことはないと思います。より高いレベルを求めるのは必要なことですし、そうなったら絶対に負けることはないと思います。

 


 
平尾選手にとって早稲田ラグビーとは?
どこのチームよりもラグビーを熱くする!
 
なぜ、数あるうちの学校の中から、この学校を選んだのでしょうか?
早稲田大学に行きたかったからです。
 
早稲田摂陵ラグビー部の魅力を教えてください
実際に早稲田大学出身のコーチからラグビーを教わることができて、早稲田大学のすごさを実感すると同時に、かなり貴重な話や映像をみせてもらえます。ミーティングの内容もとても細部にこだわっているし、モチベーションPVとかあってみんな楽しんでますね。それに加えて人間性の部分をかなり鍛えられます。ワセダとして、ラガーマンとして、一人の男として。

ワセダラグビーの魅力は?
観てて楽しくて、やってて楽しい。ラグビーが深い。
 
中学生に向けて一言。早稲田摂陵高校ラグビー部に来たらこんな良いことある!
早稲田大学の監督や選手と一緒にラグビーが出来て、早稲田大学と合同練習ができる。あとは早稲田グッズが手に入ります(笑)コーチ陣やOBが持って来てくれますし、憧れの選手からも指導してもらえます!
 
平尾選手にとって赤黒ジャージとはどんな意味を持つのでしょうか?
着る限り責任を果たさなければいけない重みのあるジャージです。このジャージを見れば誰でも早稲田ってわかりますから。
 
その責任とは?
着れない人の想いを背負って戦うことです。
 
よく言われているワセダらしさとは?
常に勝ちを求めている集団であり続けなければいけない。伝統と誇りを胸にラグビーをしなければいけない。
 
ワセダラグビーにとって『荒ぶる』とはどんなものですか?
優勝した者にしか与えられない、ワセダラグビーの命だと思っています。
 
当然、今年もチームも目指している?
はい
 
話は変わりますが、新人戦が始まりましたがどうでしょうか・・・・平尾選手は怪我で外からみていますが
新人戦は優勝を目標にがんばっていきます!ただ、一人一人の責任感がなく、ミスが目立っていました。その中で、数名は気合いが入ったプレーをしていたと思います。赤黒を着ている以上、もっと責任感を持ってプレーしなければならないと思います。これからはもっと一つのプレーを意識してやっていきます。
 
 
ワセダとして他のチームより優れなければ行けないところはどんなところですか?
フィジカルと戦術です。そしてタックルすることです。タックルできる選手が一番信頼されます。
 
戦術面の話が出ています。他のチームとは違いますか?
全然違います。常に先のことを考えて、どこに穴があくのかわかっていてプレーしている。ワセダのシステムはすごいですね。藤森コーチや森コーチ、津金コーチが話している話が高度すぎて、たまに理解できないですけど、ラグビーの奥深さを教えてくれます。
 
実際に今まで経験して来た戦術とは違うということでしょうか?
全然違います。個人技で抜かなくても、そのサイン通りにやっておけば必ず最後にはトライになります。
 
ワセダラグビーは勝つことがすべて、どう感じているのか?
勝たなければ、地獄が待っています(笑)
 
早稲田摂陵の練習ってきついの?
時期によります。冬は基本スキルとコンタクトなので。夏は主にフィットネスなのできついですけど、年間のプランがあってその時期その時期にやることがあるので、自分たちが成長しているのがわかります。
 
早稲田のフィットネスきつい?
そうでもないです(笑)質を追い求めて短時間でやって、成長しています!
 
 

 
廣瀬監督はどんな方ですか?
痛いものを知らないというか、とりあえず困っても関係なしに進んでいく人です。良い意味でですよ(笑)
 
藤森コーチについてもお願いします
ラグビーに対する熱が誰よりもすごくて、自分たちのことを良く観ていてよく考えてくれています。
OFFの部分でもいろいろ面白い話をしてくれます。
 
森コーチと津金コーチについて聞かせてください
森さんは会ったら常に体重何Kgと聞いて来ていじめてきます(笑)
津金さんはCTBのプレーを主に教えてくれて練習終わった後は、いろいろな話をしてくれます!
 
同期はどんなメンバーですか?
めっちゃ個性が強くて、でもみんなちゃんとやることはやっているメンバーですね。
 
マネージャーに一言
なにも文句も言わずについて来てくれてありがたいです。
勝たせたいです!
 
 

 
話は変わりますが、尊敬するプレイヤーはいますか?
松田力也選手ですね。
 
どうしてでしょうか?
実際に試合をしてみて、飛び抜けているオーラとスキルを感じました。当たり前のことを出来ている人は、無駄な動きがないというかシンプルなんですよね。普通に上手いという言葉が出ました。
 
好きな言葉を教えてください
『自由自在』
小学校の時の担任にいわれてから好きになりました。
 
将来はなにを目指していますか?
上手く行けばトップリーガーになりたい、他はトレーナーのような仕事に興味があります。
 
お父さんの影響でしょうか?
違います!人間の身体について深く知りたいからです。
 
お兄さんは同志社大学ラグビー部!どちらのほうが上手いのでしょうか?(笑)
上手いのは兄です。兄ということにしておきましょう!(笑)でも強いのは僕です。
 
同志社と早稲田どっちが好きですか?(笑)
好きって言われたら早稲田ですよ!
 
最後に応援してくれる人に一言お願いします!
いつも応援ありがとうございます。僕たちはこれから1年どのチームより強くなります。この言葉を花園出場により証明し、全国に早稲田摂陵旋風を起こしたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。