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VS 関西創価   シード校に初の敗北

2010/06/16

6月13日、世間は4年に1度開催されるワールドカップに酔いしれている中、雨ニモ負ケズ、風ニモマケズ、ワールドカップの熱気にすら負けない、熱い熱い戦いが関西創価グランドで繰り広げられた。

死の6月、試練の6月、飛躍の6月、この6月こそが今年のチームの鍵になるであろう月。

6月ファーストラウンドはシード校関西創価。
高校総体でシード権を獲得し、伝統と歴史のある学校に対して、この2ヶ月間の成果を出せるかが勝負の鍵であった。

20分1本、相手の事情によりAチームの選手が何人か欠場する中、早稲田摂陵は終始ゲームを支配し圧倒してゲームを終えた。
この結果が相手に火をつけたのか、はたまた本気にさせたのか定かではないが、最後の1本で欠場していたAチームメンバーも出場し、練習試合では異例??とも言える伝統の赤ジャージを着用し試合に挑んできた。
『俺らは挑戦者、何も失うものはない』、『ここで引いたら意味がない、俺たちは早稲田、相手がどこであろうと負けられない』、『とにかくDFからゲームを組み立てよう』と円陣で気合をいれ、プライド対プライドのセカンドラウンドが開始された。

キックオフから相手のプレッシャーに押され(これが格上のチームと対戦する時に起きること)、ラインアウト→ドライビングモールからトライを早々に奪われて苦しい展開に・・・・・0-5。
『俺たちは早稲田だろ』『気持ちで負けんじゃねー』『何のためにここに来たんだ』とインゴールで怒号が飛び、気合を入れ直し、直後のキックオフで上辻のビックタックルにより流れをつかみ、スクラムからトライを奪い5-7。
その後、中盤での激しい攻防を繰り返したが、ペナルティーから3番のプレーヤー(プロップとは思えない働き)に強引にトライラインを割られて5-12。
『まだ試合は終わっていない』この逆境こそ、真の力が試されるとき、残りの時間が少ない中、ゴール前で連続攻撃にてフェイズを重ね、最後は2対1、これで同点かと思われたが痛恨のパスミス・・・・・・・・これでThe end・・・・・・・

伝統校、シード校の壁は厚かった。簡単には勝たせてくれないのがシード校。しかし、その中でも通じること、練習の成果が出ている場面もあり、決して超えられない壁ではない。確実に相手の背中は見えてきた。4月から15人制で負けなしのチームが初めて経験した敗北。この敗北で得られた経験を無駄にすることなくnext stageへ・・・・・・